真鍋島で新たにカフェ・ゲストハウスをオープンされた近藤さんにお話を伺いました。
真鍋島は美しい景色が沢山あり、雰囲気のある建物も多く、路地を歩くのが楽しかったです。観光客が集まるのも納得でした。歩いていると「この辺りの見渡せる家はすべて空き家」と解説して頂くこともありました。空き家の多さにも驚きました。空き家は所有者の方が年に何回か帰ってきて、掃除などの管理をされているようです。しかし、それも年が経つにつれて体力的に厳しくなってきているそうです。壁や屋根が崩れて、取り壊すほかないであろう状態の空き家もありました。そうなる前に、景観のためにも空き家の管理、活用は重要な課題だと思いました。
近藤さんの考え方、やろうとされていることも興味深かったです。「ネットワークを作らないと」と言われていたのが印象的でした。新しくオープンされたカフェ・ゲストハウスも「人を繋ぐ場所」という意味あいも強いのだと感じました。また、漁協を退職されるときにカフェ、ゲストハウス、レストラン、配食はセットで考えておられたそうです。島で生計を立てるためには複数の事業を組み合わせることが必要だと感じました。by 大西智博